HAPPY-Medi・・・糖尿病な私と医療のハザマ

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置き去りな肝炎

「肝炎」と聞いて、ぱっと思いつくのは何だろうか。

やはりC型肝炎だろうか。そして、C型肝炎から肝硬変・肝ガン。
(ここ数年の間では、一般の人でも「C型肝炎」を耳にする機会は多かったと思う)

私もそうだった。

自分がB型肝炎キャリア(母子感染)にも関わらず、
どこから、いつ得た情報か分からないが
「C型肝炎は怖い。肝硬変やガンになりやすい」
と言う認識が強く
「B型肝炎」は何故か他人事で、あまり気に留めていなかった。

これは、肝ガンの原因の約80%はC型肝炎ウイルス由来であるとか
B型肝炎は1986年に母子感染防止事業が開始されてから
患者数が激減している事が背景にあるかもしれない。

世間全体が、ここしばらくの間はどちらかと言えば
「C型」に目がいっていたのではないか、と思う。

「B型肝炎ウイルスの研究は、ここ10年C型肝炎ウイルスの影に隠れ注目されていなかった」と
「B型慢性肝炎のマネジメント」(2007年改訂版 医薬ジャーナル社)の冒頭で
熊田博光先生も述べておられる様に・・・

そんな陰で、私の兄はB型肝炎から34歳で肝ガンを発症し、38歳で亡くなった。

「知らない」事が死期を早めたのではないか、と思う。
知らなかった自分が悪いのだ、と言われてしまえばそれまでなのだが。

しかし、「母子感染によるB型肝炎」のインパクトは弱い。

C型は、ウイルスが発見される前の輸血や血液製剤、
注射針の使い回しなどが感染源と考えられてる。
そこで、国の責任が問われ、大きくマスコミでも取り上げられた。
(最近では母子感染でないB型肝炎も、訴訟が行われた)

意地悪な見方をすれば
「未知のウイルス」に対して、国が対応出来ていなかったから
責任が求められるとは、ある意味うらやましい気もする。
しかし、国の方策によって回避できたはずだ、と
当事者にとっては悔やんでも悔やみきれないのだと思う。

一方、B型の、ワクチンが出来てなかった時代の母子感染は
どうにも防ぎようがなかった。したがって、誰にも責任を追及できない。
「ワクチンを早く作れなかった研究者を責める」なんてのは
ナンセンスで、生まれた時期が悪かったと納得するしかない。

でも、同じ患者なのに・・・と思ってしまう自分がいる。

そしてこうなってみて、肝ガンについて
C型の場合「慢性肝炎や肝硬変で、なおかつ肝臓の炎症が強いと癌になりやすい」
と、一般的な感じに対して
B型では「肝機能がほとんど正常で一見無症候性キャリアに見えても癌が発生し、
C型肝炎よりも変化に富んだ経過を取るのがB型肝炎の特徴」
と言う文言を目にする。

なぜ、こう言った情報がもっと早く
私たち家族の元に届かなかったのか。
いや、情報を知らなかったのは私たちだけなのか。
知らなかった私たちが悪いのか。

何を言っても今更、後の祭りである。
しかしながら、母子感染によるB型肝炎の「置き去り」感が拭えないのは私だけだろうか。
それは、「自分が抱えた病気は大変で、認知度も低い」と思ってしまう
自己中心的かつ被害妄想的な発想なのだろうか。

そんな事を考えながら、1年前の記憶がフラッシュバックする。

兄が亡くなって、もうそろそろ1年が過ぎようとしている。

※肝炎についてもボチボチ書いていきます。
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