HAPPY-Medi・・・糖尿病な私と医療のハザマ

幸せな医療?                               ~Happy mediume~どちらかに偏らず程よいこと                    

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急に当事者

ずーっと書いておりませんでした、肝炎関係のお話。
ここにきて、急に風向きが変わったので、その思いを綴ってみる

先日、「B型肝炎訴訟の和解が進んでいない」と言うTV放送があった
つまり、給付金の支払いが進んでいないとの事らしい。
そして最後は、「集団予防接種によって感染の可能性のある年代は24~71歳
と、検査を促すコメントでそのコーナーはしめくくられた。

24~71歳って、日本人の殆どの人やん

と、意外に対象者が多い事に驚いた

注射器を使いまわしての予防接種の映像は白黒で、
いかにも「昔」「過去」と言うイメージを持つには充分。

とは言え、私は母子感染なんだから関係ない・・・と
少しこころのうずきを抑えて、思考を断ち切ろうとした時。

いや、ちょっと待てよ。
私の母はどうだったのだろう。
祖母が、肝臓病が原因で亡くなったと聞いていたので、
てっきり母子感染だと思ってたけど、予防接種が感染源の可能性はないのだろうか?
と言う疑問が、今更ながら、ふと湧いた

で、母に確認してみる。すると
「多分、予防接種が原因だと思うねんけど」

・・・・
えっ なんですと
じゃあなに、おもいっきり当事者な訳?( ̄□ ̄;)|||

その理由は以下の通り

・注射器使いまわしの予防接種を受けている。
・輸血や手術は一切していない。
・母の兄弟で、HBVに感染しているのは母のみ。
・父は非感染者。

だから、他に感染源が考えられないと言う。
従って、自分がHBVに感染しているなんて、思いもしなかったそうだ

感染が分ったのは、兄が子供の頃、ぜんそくでかかっていた病院での検査。
兄がHBV陽性だったので、母親と私も調べましょう、と。。

何ということだOH MY GOOD
今までそんな話、微塵も聞いてなかったので、思いもよらず、愕然とする。
じゃあ、二次感染で肝ガンとなって亡くなった兄は、どうなるのだ??

またしても、私はバカだった
自分が当事者なのに、「私は関係ない」と2年前に
「置き去りな肝炎」何てブログを書いてしまっている。本当に、救いようのないバカだ

そうなると、想像してしまう。
幼少時の母。予防接種に並ぶ。ちょっとした順番の偶然。
感染するなんて、本当にロシアンルーレットの様なものだ。
それが、外れていたら。
兄は、今頃普通に生きていたのかもしれない・・・
(ついでに言うと、私ももっと元気なのかもしれない

しかし、私達が実際に給付金をもらうのは、難しそうだ
(集団予防接種で感染→母子感染した人も対象)

それよりも、今、苦しんでいる人に。
そしてまだまだ「私は関係ない」と感染に気付かずにいる人に。
今生きている人に、もっと国は誠実に対応をしてもらいたい、と願う

本当に「知らない」という事は、ダメージが大きいと。

私は今年、兄が亡くなった年齢になります。
そして今日は、生きていれば兄の41歳の誕生日だった。

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置き去りな肝炎

「肝炎」と聞いて、ぱっと思いつくのは何だろうか。

やはりC型肝炎だろうか。そして、C型肝炎から肝硬変・肝ガン。
(ここ数年の間では、一般の人でも「C型肝炎」を耳にする機会は多かったと思う)

私もそうだった。

自分がB型肝炎キャリア(母子感染)にも関わらず、
どこから、いつ得た情報か分からないが
「C型肝炎は怖い。肝硬変やガンになりやすい」
と言う認識が強く
「B型肝炎」は何故か他人事で、あまり気に留めていなかった。

これは、肝ガンの原因の約80%はC型肝炎ウイルス由来であるとか
B型肝炎は1986年に母子感染防止事業が開始されてから
患者数が激減している事が背景にあるかもしれない。

世間全体が、ここしばらくの間はどちらかと言えば
「C型」に目がいっていたのではないか、と思う。

「B型肝炎ウイルスの研究は、ここ10年C型肝炎ウイルスの影に隠れ注目されていなかった」と
「B型慢性肝炎のマネジメント」(2007年改訂版 医薬ジャーナル社)の冒頭で
熊田博光先生も述べておられる様に・・・

そんな陰で、私の兄はB型肝炎から34歳で肝ガンを発症し、38歳で亡くなった。

「知らない」事が死期を早めたのではないか、と思う。
知らなかった自分が悪いのだ、と言われてしまえばそれまでなのだが。

しかし、「母子感染によるB型肝炎」のインパクトは弱い。

C型は、ウイルスが発見される前の輸血や血液製剤、
注射針の使い回しなどが感染源と考えられてる。
そこで、国の責任が問われ、大きくマスコミでも取り上げられた。
(最近では母子感染でないB型肝炎も、訴訟が行われた)

意地悪な見方をすれば
「未知のウイルス」に対して、国が対応出来ていなかったから
責任が求められるとは、ある意味うらやましい気もする。
しかし、国の方策によって回避できたはずだ、と
当事者にとっては悔やんでも悔やみきれないのだと思う。

一方、B型の、ワクチンが出来てなかった時代の母子感染は
どうにも防ぎようがなかった。したがって、誰にも責任を追及できない。
「ワクチンを早く作れなかった研究者を責める」なんてのは
ナンセンスで、生まれた時期が悪かったと納得するしかない。

でも、同じ患者なのに・・・と思ってしまう自分がいる。

そしてこうなってみて、肝ガンについて
C型の場合「慢性肝炎や肝硬変で、なおかつ肝臓の炎症が強いと癌になりやすい」
と、一般的な感じに対して
B型では「肝機能がほとんど正常で一見無症候性キャリアに見えても癌が発生し、
C型肝炎よりも変化に富んだ経過を取るのがB型肝炎の特徴」
と言う文言を目にする。

なぜ、こう言った情報がもっと早く
私たち家族の元に届かなかったのか。
いや、情報を知らなかったのは私たちだけなのか。
知らなかった私たちが悪いのか。

何を言っても今更、後の祭りである。
しかしながら、母子感染によるB型肝炎の「置き去り」感が拭えないのは私だけだろうか。
それは、「自分が抱えた病気は大変で、認知度も低い」と思ってしまう
自己中心的かつ被害妄想的な発想なのだろうか。

そんな事を考えながら、1年前の記憶がフラッシュバックする。

兄が亡くなって、もうそろそろ1年が過ぎようとしている。

※肝炎についてもボチボチ書いていきます。

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